大塚どうぶつ病院

健康管理について

大切な家族が健やかに過ごせるよう、定期的な健康チェックや予防ケアをおすすめしています。当院では、ワクチン接種や寄生虫予防、健康診断、避妊・去勢手術を通じて、病気の予防と早期発見に努めています。

健康管理について

大切な家族が健やかに過ごせるよう、定期的な健康チェックや予防ケアをおすすめしています。当院では、ワクチン接種や寄生虫予防、健康診断、避妊・去勢手術を通じて、病気の予防と早期発見に努めています。

各種ワクチン

わんちゃん

犬には年に一度、狂犬病ワクチンの接種が法律で義務づけられています。初めて接種される場合は、お住まいの市区町村に登録をするようにしましょう。当院では、狂犬病ワクチンのほか各種混合ワクチンも取り扱っており、生活環境や体質に合わせた接種をご提案しています。

狂犬病ワクチン

6種混合ワクチン

8種混合ワクチン

ノミマダニ予防

フィラリア予防

ねこちゃん

猫には犬のような狂犬病ワクチンの義務はありませんが、健康を守るために混合ワクチンの接種が大切です。子猫は生後8週頃から接種を始め、3〜4週間後に2回目を行い、その後は年1回の追加接種が必要です。
成猫も、定期的なワクチン接種で感染症の予防ができます。

3種混合ワクチン

ノミマダニ予防

フィラリア予防

フィラリアとは?

フィラリア(犬糸状虫)は、蚊を介して感染する寄生虫で、主に犬の心臓や肺動脈に寄生します。
蚊が吸血する際に幼虫が体内に入り、成虫となって心臓や肺で長期間(約7年)生存します。寄生が進むと、呼吸困難・腹水・血尿・貧血などの症状が現れ、命に関わることもあります。

予防薬を与えていても感染してしまう理由

予防していたつもりでも、以下のような原因で感染するケースがあります。
• 投薬期間がずれていた
• 薬を与え忘れていた月があった
• 投薬後に吐き出していた
正しい時期に確実に投与することが重要です。

予防の前には「検査」が必要です

予防薬は、すでに感染している犬に投与するとショック症状を引き起こすことがあります。
そのため、毎年予防を始める前に血液検査による抗原検査を行う必要があります。
※1歳未満の子犬は前年の感染がないため、検査は不要な場合があります。

猫にもフィラリア予防を

最近では、猫のフィラリア症(HARD:Heartworm Associated Respiratory Disease)も注目されています。猫の場合、急性肺炎や突然死を引き起こすこともあり、無症状〜軽度の咳など幅広い症状があります。
喘息やアレルギーと誤診されることもあり、診断が難しい病気です。 ネコちゃんにも予防が大切です。

予防期間とご相談について

予防薬は、すでに感染している犬に投与するとショック症状を引き起こすことがあります。
そのため、毎年予防を始める前に血液検査による抗原検査を行う必要があります。
※1歳未満の子犬は前年の感染がないため、検査は不要な場合があります。

ノミ・マダニ予防

ノミの予防と注意点

ノミに寄生されると、強いかゆみや皮膚炎・アレルギー反応を引き起こすことがあります。特にペットが室内外を行き来する場合、一年中発生するリスクがあるため、通年での予防が必要です。
少し駆除してもすぐに再び増えてしまうため、徹底した対策が重要です。
ノミは人にも被害を及ぼすことがあり、飼い主さん自身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

マダニの予防と注意点

マダニは動物に寄生して大量の血を吸い、貧血や栄養障害の原因になることがあります。吸血によって体が1cm近くに膨らみ、それで気づくケースもあります。さらにマダニは、犬バベシア症やヘモプラズマ症など、命に関わる病気を媒介する可能性もあります。
見た目での発見だけでなく、定期的な予防が必要です。

人にも感染のリスクがあります

マダニが媒介するライム病や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、人にも感染する恐れがあります。

人に起こりうる主な症状

• 発熱、下痢、嘔吐
• 筋肉痛、頭痛、リンパ節の腫れ
• 食欲低下や腹痛
• 重症化すれば出血や神経症状など

ノミ・マダニを「家に持ち込まない」「感染させない」ことが大切です。
大切なご家族とペットを守るために、日々の予防ケアを続けましょう。

お薬でできる予防ケア

ノミ・マダニの予防には、いくつかのタイプの予防薬があります。たとえば、首の後ろに垂らして使うスポットタイプや、おやつのように与えられるチュアブルタイプ、さらにフィラリア予防も同時にできる複合型のお薬などがあります。それぞれのご家庭のライフスタイルや、わんちゃん・ねこちゃんの体質に合ったお薬を選ぶことが大切です。どれを選べばよいか迷われた場合には、ぜひお気軽にご相談ください。

健康診断のご案内

わんちゃん

税込13,200円
糞便検査
身体検査
超音波検査
血液検査
全血球計算
生化学検査12項目
フィラリア検査
尿検査

ねこちゃん

税込9,900円
糞便検査
超音波検査
血液検査
全血球計算
生化学検査9項目
尿検査

オプション

F/F検査(猫エイズウィルス・猫白血病ウィルス)
税込3,300円
鎮静が必要な場合(怒る子、暴れる子)
税込3,300円
※お時間に余裕がある時にお越しください。
※通常 30分~40分程度の時間になりますが、混雑時は更にお時間がかかる場合がございます。

避妊・去勢手術について

ワンちゃん・ネコちゃんに不妊手術を行うことは、飼い主にとっても動物自身にとっても大切な選択です。手術には以下のようなメリットがあります。

望まれぬ繁殖防止

繁殖を防ぐことで、将来の不安を減らすことができます。

将来の病気予防

子宮蓄膿症や精巣腫瘍など、生殖器官やホルモンに関連する病気の予防につながります。

迷惑行動の緩和

発情に伴う鳴き声やマーキングなどの行動が軽減され、飼育しやすくなることがあります。

手術時の注意点とデメリット

手術に際して、以下のような点にご注意ください。

術後は肥満になりやすくなる傾向がありますが、適切な食事管理で予防可能です。

全身麻酔を使用するため、わずかですがリスクが伴います。当院では比較的安全性の高いガス麻酔を使用しています。

手術後は一時的に痛みやストレスを感じることもありますが、鎮痛剤などでケアが可能です。

ごくまれに、ホルモンバランスの変化によって尿失禁などの症状が出ることもあります。

手術のタイミングについて

不妊手術を行う時期については諸説ありますが、当院では生後6か月以降をひとつの目安としています。
ただし、成長の様子や体調などによって適切な時期は異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。

手術費用について

不妊手術の料金は、種類や体重、性別によって異なります。
詳細な費用については、お電話や窓口にてご案内しております。お気軽にお問い合わせください。
不妊手術には多くの利点がある一方で、心配な点や不安もあるかと思います。 その子にとって最良の選択ができるよう、個別に丁寧にご説明いたしますので、ご希望やご質問がある方はいつでもご相談ください。
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